はしかでないにしろ

咳をしまくる人間は 家 で 寝 て ろ

決まった生活を維持することはとてもコストのかかることです。特に生活を乱されて慣性力を削がれるのは死活問題です。大学にとっても頭の痛い問題ですが、それは出席した彼にとってもそうです。

あと、その彼は予防接種を受けていたかもしれませんよ。つまり、少なくともはしかでないことがほぼ確定しているので出席したのではないかと。

http://d.hatena.ne.jp/scinfaxi/20070603/1180814994

麻疹だったら問答無用で家から出るべきではないし、ただの風邪なら、体調を崩した責任はある程度本人にあるはずなので、"生活を乱されて慣性力を削がれる"ことを甘んじて受けいれていただきたい。

はしか予防接種を2回受けていたとしても、それは免罪符にならない。書いてないからわからなかったとは思うけど、うちの学科はほぼ全ての授業を全員で同じ教室で受けている。その教室の中に、咳をしまくってる人がいたら周りの人間はどう思うか。「僕は麻疹の予防接種2回受けて、抗体検査で抗体もありました」ってプラカード持ってりゃOKなのか?単なる風邪だったとしても、周囲の人にうつす可能性はあるわけだ*1。こういうときは、最悪の場合を想定して行動するもんじゃないのか?他人の"生活を乱して慣性力を削ぐ"ことになるリスクを考慮すべき。

しかし、「空気読め」という言葉は状況さえ間違えなければどんな行動さえも封じられる魔法の武器ですね。

これは言葉の選び方がまずかったかもしれないけど、「病気の人間が授業に出てきたら、周囲にどういう影響を与える可能性があって、周囲の人間がどう感じるか少しは考えろ」ということ。もう20歳なわけだし、そのくらい配慮していただきたい。この意味で空気嫁を使っても空気嫁拒絶反応を示されるなら、今後使わないように気をつけます。

以上、周囲の人間主体のお話。

"生活を乱されて慣性力を削がれるのは死活問題"ならば、家でしっかり休養を取って、早く日常生活に復帰するほうが賢明じゃないだろうか。病気のまま授業を受けたって頭に入るものの入らないだろうし、余計に病状を悪化させてしまう危険性がある。むしろ、日常生活に無い特異点(期末試験とか、入試とか)ならば、多少無理をして出てくるのは理解できるけど、日常の授業ならしっかり休養を取ったほうが、後からリカバリに必要な労力も最小限になるはず。

そんなわけで、咳をしまくるような状態で授業に出てくるのは、短絡的思考というか、賢明でないと俺は思う。

*1:風邪は空気感染はしないらしいが、接触感染はするらしい