何の脈絡もなく「記号論理学II」のレポートを公開

SICPがどうとか、Schemeがどうとか言っていたら、ラムダ計算を思い出して、このレポートを思い出したので唐突に公開してみる。授業の学期末のレポートだけど、気合入れて目次、索引込み全21ページでお送りします。

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このレポートは大きく分けて2 つの内容を扱っている。1 つ目は、教科書「帰納的関数と述語」にある定理の証明の補足や問題解答、2 つ目は、アルゴリズム定式化のための計算体系についてである。
1 章では、「帰納的関数と述語」の授業で扱った範囲について、未証明の部分がある定理の証明を補足し、また設問に対する解答を記した。
2 章では、コンピューター科学でしばしば用いられるラムダ算法という計算体系について考察した。ラムダ算法はチューリングマシン帰納的関数と等価であることが知られている。そこで、今回は帰納的関数をラムダ算法で表現することに重点を置いた。
3 章では、帰納的関数や、ラムダ算法など、アルゴリズム定式化としての体系全体の集合について予想を立て、またその予想について考察した。

妙に論文っぽい文体を意識したりしてるけど、内容は真面目。一番最後の予想の「しかし、このような体系を定義するために必要な知識を筆者は持ち合わせておらず〜」のところとか笑えるけど、結構真面目。