不幸な人だな

あるコミュニティがある人にとって良いかどうかという印象は、結局のところ一人でも良い仲間に出会えたか、一度でも良い体験ができたか、というところにかかってくると思う。

はじめまして私は今年三月に卒業したての者です。まず初めにこの春から富山高校に進学することになった諸君おめでとう。しかし、私は君たちに言っておきたいことがある。それは、富山高校は君たちが思っているほど楽しく、素晴らしい高校ではないということだ。学校行事はしょぼいし、遠足もろくなところへ行けないし、部活をまじめにやっている部は野球部と男子バスケ部ぐらいだと言っても決して過言ではありません。進学のことをいえば、成績上位の者は確かに難関大に挑むことはできるが、今年の富山高校の東大合格者数から見てもほんの一握りの人しか受かりません。下位のものは富大さえも行けず、東京の誰でもいけるような二流三流の私立大に行く人もとても多いです。よく御三家と言われますがその三つの中では富山高校は圧倒的にビリです。

http://www.tomikou.net/keijiban/keijiban.php

文章から察するに、この人はあまり楽しい思い出もなく、きっと志望した大学に行くことができなかったのかもしれない。誰だって、コミュニティに対して向き不向きがあって、たまたま"あなた"は富山高校に合わなかっただけで、それは別に悪いことでもなんでもない。しかし、それは単に富山高校が"あなた"に合わなかっただけなのに、それを人にも押しつけるようなこの文章は"不幸の伝播"であって、有害無益だ。富山高校に合っていて、十二分に楽しんで卒業している人だって大勢いる。その人たちにあえて喧嘩を売るようなこの書き込みは愚の骨頂。酒でも飲みながら愚痴ってればいいものを。

あと、掲示板でたまに見かける論調として、X割の人しかXX大学に入れない、みたいなものがあるが、これは考え方として間違っている。誰がどこの大学に行くかなんて、所詮は個人のポテンシャルの問題であって、学校はそれを支えるに過ぎない。この学校に入ったからといって、運良くX割に選ばれたらXX大学に入れるわけではない。各個人がそれぞれ勉強したりサボったりして、結局は確率的に似たような割合でXX大学に毎年進学しているだけ。それを「X割の人しかXX大学に入れない」と言ってしまうのは、穿った見方をすれば自分が志望校に合格できなかったことを高校に責任転嫁しているようにとれなくもない。努力をもって、「X割」に対する"誤差"になろうとしなかったのは誰なのかな。

以上酔っ払いがお送りしました。明日起きて、一度読み直してから、この文章を投稿するかどうか決めます。


よくわからない事情があるらしい。