岐阜イベント終了

子供の自由研究相談はやっぱり難しい。

とくに母親が張り切って、勝手に突っ走ってる場合は厄介。子供に何を聞いても、母親が答えてしまう。子供が考えないまま、母親がぺらぺらしゃべる。

母親のミッションは、あくまで「子供がいいものを作れるように、後ろから背中を押すこと」であるのに、見栄かやる気の空回りか知らないけど、暴走系の母親は「いいものを作る」というところに目がいってしまっているようで、「子供の手を引っ張って突っ走り、いいものを作らせている」感が強い。おそらく、暴走系母親は「〜しなければならない」という強迫観念を強く持ったタイプの人間なんだろう。

暴走系の母親からよく受けた質問は、「こんなのでも自由研究になるんですかねぇ?」
自由研究とは、子供自身が興味を持ったことについて、自分で調べて、あるは実験して、結果をまとめて、余力があれば結果からわかったことを最後にまとめとして書く、という流れであれば何でもいいと思う。自分が分からないことを、調べてまとめることが自由研究なんだから。
しかし、強迫観念に思考が縛られる暴走系母親は、世間一般で見かけるステレオタイプ的な「ムラサキキャベツがどうのこうの」とか「虫がどうのこうの」とかの、本でよく見かけるものが自由研究であり、そういう研究を子供が「しなければいけない」と思いこんでいる節がある。
それで更に、自分が手を引いてあげないと、子供はまだ小学生だから何も出来ないと勘違いしていたら最悪。

小学生の場合は、出来上がったものがしょぼくても何も問題はないと思う。子供がやりたいと思ったことをやらせて、困っているときに手を貸してあげることが出来れば、それでいいんじゃないんだろうか。重要なのは、子供自身が考えて何かをすること。

ということを書いていたら、つい最近の鬱な事例を思い出したのでここらへんでやめておく。